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ITよろづ相談窓口

【ITよろづ相談窓口】音声議事録について

ご相談内容

先日、ITよろづ相談窓口にお問合せがあった件を共有致します。

ご相談内容↓

会社の議事録をとっているのですが手書きが大変で、音声議事録で使いやすいものがあれば教えて頂けますか。ミーティングにはzoomを使用しています。私はイヤホンで聞きながら議事録をとります。 主催者側で音声議事録の設定をしてもらわないと、受け手の方では音声議事録はとれないものでしょうか。宜しくお願い致します。

議事録を取るのが大変で、音声議事録で使いやすいものはないですかというご相談でした。
議事録を取るのが大変というのは、誰もが通る道だと思います。
特に、キーボードを打つのが苦手な方や、入社したてで専門用語が分からない場合などは、より難易度が上がります。

最近は新型コロナウィルスの蔓延に伴う緊急事態宣言で、在宅勤務を進めている企業様も多いのではないでしょうか。
そうなれば、必然的にWeb会議が増えていきます。実はWeb会議と音声議事録は非常に相性が良いのです。

それでは、私からのご回答を下記に記載していきます。

窓口からの回答

音声議事録についてですが、「Googleドキュメント」の音声入力機能を利用するのがオススメです。

なお、音声入力ソフトには有料ツールと無料ツールがありますが、
「Google ドキュメント」は無料ツールです(Googleアカウントの無料登録は必要です)。

最初に認識をしておいて頂きたいのですが、
音声議事録はまだ現在の技術レベルでは、誤字脱字などが発生致しますので、
音声入力後の文章の編集は必須になります。これは、有料ツールでも無料ツールでも差は有るものの発生致します。
※打ち合わせ中の負担や、今まで行っていた編集作業の負担は軽くなると思います。

まず、音声議事録の難しいこととしては、一般的に3つあります。
1.読点、句読点が打てない。改行ができない。
2.専門用語(日常で使わないような業界用語)の変換はほぼできない。
3.誰が話したか分からない。

それを解消するようなツールは有料で、以下のような企業から販売されております。(数百万円~数千万円のイメージです)
・東芝
・Amivoice
・フュートレック

ですが、Googleドキュメントでも、工夫をすれば懸念点の「3.誰が話したか分からない」は軽減できる可能性があります。
下記のような方法をご提案致します。

① Googleドキュメントを「共有」にして、各自話すときにマイクをONにして、音声入力する。

② zoomの機能で録音した音声をGoogleドキュメントを開いた状態で再生し、音声入力する。

③ PCのスピーカーの近くに、Googleドキュメントを開いたスマホを置き、音声入力する。

④ 音声議事録専用のPCを用意する。

Zoomの文字起こしについて下記のようなサイトでのご紹介されているので、下記より詳細をご確認ください。

①②③の方法について
④の方法について

個人的には④の方法がオススメです。

さいごに

今回は音声議事録についてのご相談でした。
業務で利用する場合は、Googleアカウントを別で作成して2段階認証をつけるなど、セキュリティレベルを上げる必要はありますが、
十分利用できるレベルだと思います。

さすがGoogle先生。

無料

[ユーザー]使ってみる

[Google]音声データ収集

[Google]精度アップ

[ユーザー]感動

[ユーザー]利用者増

美しいサイクルですね。
音声認識分野の技術はまだまだこれからですので、ビッグデータを集めれたもの勝ちになりそうですね。
もしくは、AIで学習データを生成しまくるか。

いずれにせよ、日本語は使っている人口が圧倒的に少ないのと、文法が難しかったり、
ひらがな・カタカナ・漢字が混ざっているため、非常に難しい言語だと思います。
音声認識分野で世界に後れを取ってしまうのは少し寂しいですね。

今回は以上です。ご覧いただきありがとうございました。

阪本翔太

阪本翔太

奈良県の中小企業診断士。 地方でがんばる人をITで後押ししたい。